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トレーラー・トラクター方式による「中継輸送」とは(伊達・福島)

2023年12月05日

みなさん、こんにちは。 トラック業界には「2024年問題」という大きな課題があります。 これは、2019年に始まった「働き方改革関連法」が、2024年4月から物流・運送業界にも本格的に適用されることを意味しています。 この法律により、時間外労働の上限が厳しく規制されることになります。 現在、運送業界では年間960時間までとされていますが、これが2024年から適用されると、 多くの運送会社が法律違反になってしまうかもしれません。 ここで注目されているのが「中継輸送」という方法です。 これは、ドライバーが全行程を運転するのではなく、中継地点で荷物やトラックを交代することで、 労働時間を短縮し、日帰り勤務が可能になるシステムです。具体的には、以下の3つの方法があります。 1,トレーラー・トラクタ方式:トレーラーを中継地点で別のトラクタに引き継ぐ。 2,荷物積み替え方式:中継地点で荷物を別のトラックに積み替える。 3,ドライバー交代方式:ドライバーが中継地点で交代する。 これらの中でも、特に実用的なのがトレーラー・トラクタ方式です。 ドライバーにとってトラックは仕事の空間であり、生活空間でもあるため、積み替えや交代よりもストレスが少ないです。 さらに、中継地点で両方向からトレーラーが集まり、交換することで効率的に運用できます。 北海道では、このようなシステムがすでに活用されており、フェリーを使った輸送が行われています。 この方法は、働き方改革法の施行後もドライバーの負担を軽減する有効な策として期待されています。 北部日本自動車学校では、けん引免許を取り扱っております。ぜひご利用ください。